まるくまもぐら通信

夜は占い師、昼はMBA持ち技術者。ビジネススキル、時事、占い。世界が明るく仲良く楽しくなりますように。                             

☆5W1Hはもう古い。今仕事がデキル人は5W1H1T☆

先日、5W1Hが大切と書きました。すみません。時代は断然、5W1H1Tでず。

最後の1Tは何でしょうか? 正解はThank youのT。どんな時でも感謝を忘れず Thank youが大事です。

 

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5W1H 白黒をきっちりつけていくこと。☆

私は大学で機械設計を学び、大学院では経営学を専攻しました(いわゆるMBAです)。最初のキャリアで、外資系重工メーカーで設計開発の業務を行ってきました。

・大学で学んだ設計とは、製品の全てをはっきり決めること。

・大学院ではものづくりの効率性とか、生産性とかを学びました。

・社会に出てからは実践として外資系企業でものづくりのプロジェクトを切り盛りしていました。ずっと5W1Hで抜け漏れなく完璧に白黒はっきりつける。そういう風に気を付けてきました。しかし、たとえ仕事が完遂できたとしても、なんだか後味の悪い勝利という感じ。何とか上手くいってちょっとした達成感を感じつつも、同時に空しさも覚えてしまうようなことも度々ありました。

 

☆☆

話は変わりますが、先日弟の結婚式がございました。

弟へのはなむけとして母が朗読をしてくださいました。ちょうど私への注意の様でもあり、心に沁みました。

 

祝婚歌吉野弘)】

 

2人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは 長持ちしないことだと 気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

2人のうちどちらかが ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても 非難できる資格が

自分にあったかどうか あとで 疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか 正しくありたいとかいう

無理な緊張には 色目をつかわず ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに

ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい

そして なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても 2人にはわかるのであってほしい。

 

日頃仕事など、立派であること、完璧であること、正しくあること、そういうことに気を付けていましたが、疑問に感じることも多くあったおり沁みました。やっと一人前になってきたかと思っていましたが、やはり母はいつまでも母でした。

結婚生活の詩ですが、どんな人間関係でも大切なことだと思います。

 

☆白でも黒でも、灰色でもない。彩りあふれた世界を作るために。☆

もちろん正しいことの積み重ねが大切です。 しかし、感情もまた大切だと思います。

割って割り切れない色々な事情。日常は様々な矛盾の連続です。

白黒、善悪でなく、優しさや愛情が必要な時代なのだと思います。

 

「最初にいつもありがとう。

5W1Hできちんと指示を出す。

最後に、これかも期待しているよ。」

なんていうのは素敵な仕事のお願いの仕方ではないでしょうか?