☆超訳「大学」まるくまもぐら流 世界最古の自己啓発本!!!☆
こんにちは、まるくまもぐらです。
YouTubeで占いをやっていますが。今日は大学を翻訳してみました。
平成の次の元号は何でしょう?当てっこ大会に私も参加しています。
[タロット占い]新元号は"道善" 次来る時代はどんな時代?新しい時代の新しい幸せ。きっと明るく仲良くハッピーな時代。新しい関係、良い関係。新しい出会い、素敵な出会い。
わたしは「道善」が次の元号に良いと思っています。今回訳してみた大学は、この「道善」の出典になった本です。
大学って。どんな本?
お兄さん、お姉さんが難しい勉強をしに行く学校ではなく、ずっと昔の中国の本です。
日本では卑弥呼さんが占いで政治をしていたのより、ずっと前から、政治とか経済の研究が盛んにおこなわれていました。それらはいくつかの本にまとめられましたが、この大学はそのうちの一冊です。色々な本の内容がまとめられていて、最初に読むべきものとされています。
王様がどうやったら、自分の国や国民を治めていくか。自己修養から始めて、どうしたら多くの人を救済する政治をきちんと行うことが出来るかをまとめたものです。
言ってしまえば、「道徳」の本の元締めみたいなものです。
世界最古の自己啓発本といっても良いかもしれません。中国をはじめ、東アジアの政治家達は何千年もこの本を読んで自己の向上に努めてきました。
「道徳」と書いてしまったので堅苦しいくなんだか難しく聞こえますが、
普通の人が幸せに生きていく上でヒントになるようなこともたくさん書いてあります。
「清く、正しく、美しく」宝塚のスローガンですが、
ちゃんとした人ってやっぱり素敵だと思います。
まるくまもぐら流、簡単つまみ食いで訳してみました。
(もともと王様向けの本ですが、普通の人向けになるように訳してみました。)
なお☆☆で挟まれているのが、まるくまもぐらのコメントです。
------以下、「大学」まるくまもぐら訳---------
大學之道,在明明德,在親民,在止於至善。
大いなる学びの道は、
まだ胸の内に眠ったままになっているあなたの魅力を発揮して世の中を明るく照らすことです。
またそれは、周りの人と親しくなって一緒によりよく生きるためのものです。
そして、その素晴らしい状態をずっと維持することが大切です。
☆あなたは今でもとっても素敵だと思います。
でもまだまだたくさん眠ったままになっていると思います。
あなたの魅力で世の中を明るく照らしていきましょう。
そして、気の合う仲間と、仲良く充実ハッピーライフ。☆
☆この本のテーマは「明徳を明む」「親民」「至善に止る」この三つです。学校のスローガンとかでもよくつかわれます。(学校の名前になっていたりもしますよね!)☆
知止而后有定;定而后能靜;靜而后能安;安而后能慮;慮而后能得。
あなたの歩む学びの道の、目的(ゴール)が分かりましたね。
目的が目標(チェックポイント)が定まります。
目標が定まれば、一歩一歩着実に進むことができます。
一歩一歩着実に進められれば、安心できますね。
安心できれば、きちんと考え、思いやりを持つことができます。
きちんと考え、思いやりを持つことが出来れば、あなたの得たいものは得られ、お願いごとはきっと叶います。
☆「学びの道は、あなたの魅力を発揮して世の中を明るく照らすこと」といってもいきなりだとなんだか難しいですよね。一歩一歩ちょっとずつ頑張っていきましょう☆
☆どんな道を歩くにしても、きちんと目的地を決めないと迷子になっちゃいます。
まずは、自分のなりたい姿をイメージしましょう。
たとえばですが、優しい自分、美しい自分、力強い自分、決断できる自分、などなど、そっても素敵な理想のあなた☆
☆理想の姿がはっきりイメージできれば、次は実現するために目標を立てていきましょう。
オリエンテーションのチェックポイントみたいなものです。気楽にやっていきましょう。
これまたたとえばですが。素敵な自分になるために。ダイエット頑張るのでしたら、体重計に毎日乗るとか。優しい人になると決めたのでしたら、一日一善(挨拶を自分からするようにする、お便りお返事なるべく早く返すようにする、困っていそうな人がいたら自分から話しかけてみる。などなど)なんでもいいです☆
☆目標を立てたらあとは実践のみです。ちょっとずつでも毎日できたらとっても気持ちいし、日課になってしまえば安心して取り組めますよね。☆
☆「素敵な自分になろうよキャンペーン」を日課にしているときっと、生活も安定、心は安心、毎日は充実。色んなことを落ち着いて考えられるし。色々な人に優しく出来るようになります。まぁなんでも日課のある人って充実していて素敵な感じしますよね。ワンちゃんのお散歩、花壇のお手入れ、近所の素敵な、おじさん、おばさんが目に浮かびます☆
☆生活も安定、心は安心、毎日は充実。色んなことを落ち着いて考えられるし。色々な人に優しい。そういう素敵な自分になることが出来たなら。なんでも出来るし、どんなお願いごとも叶いそうです。そりゃそうだという感じがしますが。やっぱり幸せって小さな良いことの積み重ねだと思います。☆
物有本末;事有終始。知所先後,則近道矣。
どんなものにも根本、枝葉があります。
どんな事にも始まりと終わりがあります。
また前後関係があります。
それらをきちんと考えることは、あなたの願いを成就させる近道です。
☆なんだか難しい感じしますが、色々考えてみるのって大事ですよね。
ついつい物事なんでも表面的なところだけにとらわれて勘違いしてしまうこともありますよね☆
☆理由だったり、意味だったり、背景ってきっとあります。
厳しい状況や、冷たい言葉の裏側にもきっとあります。もし分かれば乗り越えていけそうですよね☆
古之欲明明德於天下者,先治其國。欲治其國者,先齊其家。欲齊其家者,先脩其身。欲脩其身者,先正其心。欲正其心者,先誠其意。欲誠其意者,先致其知。致知在格物。
世の中を明るく仲良くしていこうとする人は、まず、身の回りのコミュニティ(職場とか、趣味のサークルとか、隣近所とか)を丸く治めて、みんなと仲良し、まとめていけます。
そういう人は、家をきちんと整えて家族仲良しです。
家族とちゃんとやっていける人は、その前に自分自身の言動がきちんとしています。
自分自身の言動がきちんとするには、心を正しくします。
心を正しくするには、まず誠実に考えるようにしましょう。
誠実に考えるには、物事あるいは人や状況についてきちんと知ることです。
物事あるいは人や状況についてきちんと知るには、まず物事あるいは人や状況を大切にすることが大切です。
☆いきなり世界とか社会と言っても難しいですよね。まずは身の回り、家族、もっと言うと自分自身から頑張っていきましょう。☆
☆自分自身の外に現れるような発言、行動をきちんとする。内面、心を正しく、落ち着けないと行動や発言も乱暴なものになってしまうと思います。とっても難しいですが、清く正しく美しく、実践できたら素晴らしいですね。☆
☆心を正しくと言っても、精神的な事なのでなかなかすぐには大変です。人間なのでついイラっとしてしまったり、カッとなってしまったりしてしまいます。まずは自分で意識できる”考える”ことから頑張ってみましょう。真面目に正直に考えるように気を付けていればきっと心も穏やかになると思います。☆
☆誠実に考えるには、物事あるいは人や状況について現実をしっかり見てよく知ることが大切です。知識を身に着ける、ちゃんと勉強をすること。自分一人で考えているだけだと、独善的になってしまう、あるいは地に足がつかない空想にとらわれてしまうことにもなりかねません。☆
☆何事も知るには、まず物事あるいは人や状況を大切にして、興味を持つことからです。興味関心、好奇心ってとっても大事です。順番に頑張っていきましょう。☆
物格而后知至。知至而后意誠。意誠而后心正。心正而后身脩。身脩而后家齊。家齊而后國治。國治而后天下平。
繰り返しになりますが。
身の回りの物や人を大切にして、興味を持つことから物事や社会に対する知識が得られ、現実をしっかり見ることが出来るようになります。
物事に関する知識を蓄え、世の中を理解すると。愛情、ひとに対して親切にしようとする気持ち、まごころといったものが沸き起こってきます。
内面が素敵になれば、行動や言動も素敵になるはずです。
すると家族や友人、職場の人とも上手くやっていけるようになるでしょう。
それがあなたの魅力で世の中を明るく良いものにしていくことにつながっていきます。
☆道徳の教科書みたいな感じですが、やっぱり一歩一歩コツコツこういうことを心掛けている人って幸せにやっていけていると思います。☆
☆社会とか大きなものではなく身の回り、自分自身がしっかりするのが大切です。☆
☆またつい現実をおろそかにして、精神論とか神秘主義に進んでしまう人も多いですが、まずは「致知在格物」きちんと現実の原理原則を突き詰めるのが大切です。科学とか社会とか数学、歴史、色々ちゃんと勉強する事とか。生活全体をしっかりするとか☆
自天子以至於庶人,壹是皆以脩身爲本。
其本亂而末治者,否矣。其所厚者薄,而其所薄者厚,未之有也。此謂知本,此謂知之至也。
偉い人だろうが一般の人だろうが関係ないです。
どんな人でもまず自分自身がしっかりさせないと始まりません。
自分自身がちゃんとしてないのに、会社だったり、家庭だったり上手に切り盛りできている人ってなかなかいないですよね。
道理をわきまえるとか、世の中の本質を知るというのはこういうことです。
☆ちょっと耳が痛いですが。まぁそうですよね。自分自身ちゃんとしてないのに偉そうな事言っていたら、お前はどうなんだよ!! って言われちゃいます。ちょっとずつ一緒にがんばっていきましょうね。☆
-----ここから先この大学という本は、色々な本の中の一説を参考として挙げています。いくつかご紹介しますね。----
「明明德」について昔の人はこう言ってます。
《康誥》曰:「克明德。」
周りの素敵な人をお手本にして、自分も素敵になれるように努力しましょう。
《大甲》曰:「顧諟天之明命。」
社会の中での自分の役割や、自分の価値を心に問いかけましょう。
そして、気付いたあなた自身の魅力を素直に発揮していきましょう。
親民、新民(親民と新民をかけて解釈するのも昔からの伝統の様です。)
湯之盤銘曰:「苟日新,日日新,又日新。」
むかしむかし殷という国の、湯王様が、お風呂桶に刻むくらいお気に入りにしていたモットーが、「昨日よりも今日、今日よりも明日と、日々もっとよくしていきたい」です。
☆お風呂好きだったのでしょうか?湯王様というくらいなので。
古い体質を捨て、新しく生まれ変わること。とっても素敵な事ですね。☆
《康誥》曰,「作新民。」
自分から進んで新しいことに挑戦する人になろう。
☆そういう人は人生の困難もきっと乗り越えていけると思います。積極性は大吉☆
至善に止る」について昔の人はこんなこと言っています。
《詩》云:「邦畿千里,惟民所止。」
《詩》云:「緡蠻?鳥,止於丘隅。」子曰:「於止,知其所止,可以人而不如鳥乎?」
ちゃんとした国(会社だろうがサークルだろうが)はどんどん大きくなるし、人はどんどん集まってくる。
綺麗な声でなくウグイスは、その声にふさわしい綺麗な丘の片隅に止まる。
ウグイスだって止まる場所を選ぶ、人間ならなおの事。
☆社長さん、リーダーさん、よくよく心にお留め置きください。☆
《詩》云:「穆穆文王,於緝熙敬止。」爲人君,止於仁;爲人臣,止於敬;爲人子,止於孝;爲人父,止於慈;與國人交,止於信。
むかしむかし凄く立派な、文王様という王様がいました。
王様がとっても愛情深い(仁)な人だったので。
大臣は王様を敬ってよく働き。子供たちは、親を敬うようになり。親は子を慈しみ、人々はお互い信頼を大切にするようになりました。
☆この本、王様とか昔の政治家向けの本なのでこういう内容ですが、
組織ってリーダーに左右されますよね。リーダーがずるいとメンバーもずるくなりますし。リーダーがちゃんとするのって大事です。☆
《詩》云:「瞻彼淇澳,?竹猗猗。有斐君子。如切如磋,如琢如磨。瑟兮?兮,赫兮喧兮。有斐君子,終不可諠兮。」「如切如磋」者,道學也;「如琢如磨」者,自脩也;「瑟兮?兮」者,恂慄也;「赫兮喧兮」者,威儀也;「有斐君子,終不可諠兮」者,道盛德至善,民之不能忘也。
むかしのすごい王様は、
自分の骨身を切ったり磋(みが)いたりするように、道を学びました。
自分の骨身を琢(う)ちつけたり磨がいたりするように、身を修めました。
琴の音のように、時には慎み深く、時には威厳をもって人と接しました。
そういう王様を人々はいつまでも忘れませんでした。
☆切磋琢磨ってここから来ています。またまた王様のお話でしたが、立派なリーダーさんのお話っていつまでも語り継がれるものです。昔の武将にしかり、名経営者にしかり。☆
《詩》云:「於戲前王不忘!」君子賢其賢,而親其親。小人樂其樂,而利其利。此以沒世不忘也。
君子が賢人を賢人として扱い、親しむべきものに親しめば
皆は、楽しく利の得る、平和な世の中になる。
そういう世の中を実現する人はいつまでも忘れられない。
☆さっきの繰り返しですが、伝記にしてもらえちゃったり語録まで出版してもらえたりしますもんね。☆
ここから「格物」「致知」「誠意」「正心」「修身」「斉家」「治国」「平天下」についてです。
右傳之五章,蓋釋格物、致知之義,而今亡矣。閒嘗竊取程子之意以補之曰:「所謂致知在格物者:言欲至吾之知,在?物而窮其理也,蓋人心之靈莫不有知,而天下之物莫不有理。惟於理有未窮,故其知有不盡也。是以大學始敎,必使學者?凡天下之物。莫不因其已知之理而益窮之,以求至乎其極。至於用力之久,而一旦豁然貫通焉。則衆物之表裏精粗,無不到,而吾心之全體大用,無不明矣。此謂物格。此謂知之至也。」
「格物」とか「致知」について色々書いてあります。
世の中のあらゆる事柄には、理(ことわり)があります。
(理不尽ばかりと思いますが、それにしても必ず原因、理由があるものです。)
そういう物事の原因、理由を突き詰めて考えるのが、知るということです。
あなたの頭にも立派な脳みそが詰まっています。ちゃんと考えればたいていの事はわかるものです。(みたいなことが書いてあります。)
☆占いの本、易経にも「窮理盡性以至於命」とあります。
夜は一応占い師まるくまもぐら。お耳が痛いですが、なんでもかんでもすぐ占いに頼らずに自分の頭で考えろ。占いの前に科学や人文社会をきちんと研究しろ。とあります。
本当にそう思います。☆
所謂誠其意者:毋自欺也,如惡惡臭,如好好色。此之謂自謙。故君子必愼其獨也。
「誠意」について書いてあります。
まず誠意とは、自分を欺かないこと。悪臭を嫌と思い、美しいものを好むというように、自分を気持ちよくするものです。
だからまごころのこもった人は、一人でいてもちゃんとしているし、清々しい人ですね。
☆人間やっぱり素直が一番です。☆
小人閒居爲不善,無所不至,見君子,而後厭然。?其不善,而著其善。人之視己,如見其肺肝然,則何益矣。此謂誠於中,形於外。故君子必愼其獨也。
人間、ついつい周りに誰もいないと気が緩んで悪いことをしてしまったりする。
まわりに人がいると、つくろって善人ぶってしまったりします。
人は自分には甘いが他人には厳しい。でもつくろってもいつか露見してしまいます。
内面が本当に誠であれば、その誠が現れるだけです。
立派な人は、誰が見てなくてもちゃんとしています。
言葉では簡単ですが、実践するのはとても大変なことです。
☆色々とごめんなさいです。皆様一緒に気を付けていきましょうね。☆
富潤屋,德潤身。心廣,體胖。
富は家を潤し、徳は身を潤す。心は広く、体はゆたかに。だから意を誠にすると良いですね。
☆お金だけに必死になってもダメですし、お金が無いとお腹すいちゃいます。バランス良くが大事ですね。☆
「正心」と「修身」について、
所謂脩身在正其心者:身有所忿?,則不得其正。有所恐懼,則不得其正。有所好樂,則不得其正。有所憂患,則不得其正。
修身(言動をきちんと)は、まず心を正しくするにある。とは、
イライラしてしまったりすれば、正しい行い、発言はできない。
恐れや不安があれば、正しい行い、発言はできない。
わくわくドキドキも度が過ぎれば、正しい行い、発言はできない。
正しい心(平常心)が大切です。
☆納得できる気がします。落ち着いてないと、間違った行動、発言をしてしまいますね。☆
心不在焉,視而不見,聽而不聞,食而不知其味。
心が浮ついていたら、目に観えているはずでも、見えない。耳に聴こえているはずでも、聞こえない。食べても味が分からない。
☆こういう状況って皆さんありますよね。心ここにあらずみたいな。☆
此謂脩身在正其心。
身を修めるとは、心を正しくする。つまりこういうこと。
心を正(平常心)すれば、その身は修む(言動がきちんとする)。
☆どんな時でも自分らしく! 行いも、発言も素敵になる気がします!”☆
「斉家」について昔の人はこう言っています。
所謂齊其家在脩其身者:人之其所親愛,而辟焉。之其所賤惡,而辟焉。之其所畏敬,而辟焉。之其所哀矜,而辟焉。之其所敖惰,而辟焉。
親兄弟、親類、誰かに偏って接するならば、家はギクシャクしてしまいます。
好意をもっていると、その悪い点をそのままにしてしまいますし、憎んでいるとそこの良さを見過ごしてしまいます。人をあるがままに視ることできる人は稀です。
☆平等に愛する。難しいことかもしれませんが、本当に大切なことです。せめて兄弟姉妹は分け隔てなく愛を注げられたらと思います。☆
故諺有之曰,「人莫知其子之惡,莫知其苗之碩。」
親はわが子可愛さのあまり目が眩んでしまうこともあります。
此謂身不脩,不可以齊其家。
心を正しく、身を修めたあとじゃないと、やっぱり家はきちんとできません。
「治国」について昔の人はこう言っています。
所謂治國必先齊其家者:其家不可敎,而能敎人者,無之。
家族とも仲良くやっていけない人が、よその人と仲良くやっていくのはなかなか難しい。
☆やっぱり家族って大事ですね。☆
故君子不出家,而成敎於國。孝者,所以事君也;弟者,所以事長也;慈者,所以使衆也。
だから立派なリーダーはちゃんと家族を大切にする。
周りの人は、孝行心が湧いてきたり、先輩に熱心に師事したり、皆に優しくなる。
☆敏腕外資社長とか愛妻家が多いですよね。会社もワークライフバランス追及でいい感じだったりします。☆
《康誥》曰:「如保赤子,心誠求之。」雖不中、不遠矣,未有學養子,而後嫁者也。
人は赤ちゃんが生まれればなんとか保育しようと思うものです。その気持ちを推し広げていきましょう。ほかの人と接するのも同じように心がけましょう。
☆隣人愛とかイエス様とかブッダ様とか、他の方もおっしゃられていますよね。きっと大事なことなのでしょう。☆
「治国」について昔の人はこういっています。
一家仁,一國興仁;一家讓,一國興讓;一人貪?,一國作亂。其機如此,此謂一言?事,一人定國。
一つの家が愛にあふれれば、国全体に広まります。
一つの家がしっかりまとまれば、国全体に広まります。
一人が悪ければ、それも国全体に広まります。
一人一人がしっかりすることで、国全体がまとまります。
☆一身独立して一国独立す。福沢諭吉さんも言っていますね!☆
堯舜帥天下以仁,而民從之。桀紂帥天下以暴,而民從之。其所令反其所好,而民不從。
王様次第で、栄えたり、乱れたりします。
是故君子,有諸己,而後求諸人。無諸己,而後非諸人。所藏乎身不恕,而能喩諸人者,未之有也。
昔の立派な人は、自分自身がしっかりしてから、人にもしっかりすることを求めました。
自分が出来ない事を人にやってもらおうとしてもうまくいかないものです。
《詩》云:「宜兄宜弟。」宜兄宜弟,而後可以敎國人。
まず兄弟仲良くが大事です。
「平天下」について、昔の人はこういっています。
所謂平天下在治其國者:上老老而民興孝,上長長而民興弟,上恤孤而民不倍。是以君子有絜矩之道也。
親や師匠を慕う気持ち。兄弟、姉妹を大切にする気持ち。人々への優しさ。
こういう気持ちを人々が持つことで、世の中は平和になります。
所惡於上,毋以使下。所惡於下,毋以事上。所惡於前,毋以先後。所惡於後,毋以從前。所惡於右,毋以交於左。所惡於左,毋以交於右。此之謂絜矩之道。
上司の自分への扱いが嫌なら、自分は部下を大切にしなければならないはずです。
部下が自分のいうことをきちんと聞かないのが嫌なら、自分が上司のいうことをきちんと聞くべきです。自分が嫌に思うことは、相手に施してはいけないです。まずは自分から折り目正しくなりましょう。
☆上司、先輩への愚痴、どこでもよく聞きます。あなたは良い上司、先輩でしょうか?☆
是故君子先愼乎德。有德,此有人;有人,此有土;有土,此有財;有財,此有用。德者本也,財者末也。外本?末,爭民施奪。是故財聚則民散,財散則民聚。是故言悖而出者,亦悖而入。貨悖而入者,亦悖而出。
徳って大事です。徳がある場所に人は集まってきます。仕事も私生活も充実みんなハッピーです。
楚書曰:「楚國無以爲寶,惟善以爲寶。」舅犯曰:「亡人無以爲寶,仁親以爲寶。」
本当の宝は金品ではなく、善人です。
《秦誓》曰:「若有一個臣,斷斷兮,無他技,其心休休焉,其如有容焉。人之有技,若己有之。人之?聖,其心好之。不啻若自其出口。寔能容之,以能保我子孫黎民,?亦有利哉。人之有技,?嫉以惡之。人之?聖而違之,俾不通。寔不能容,以不能保我子孫黎民,亦曰殆哉。」
もちろんお仕事では、技量も大切ですが、それ以上に心は大切です。
技量はそれほどでなくても、心は誠実で温和でよく人の言葉に耳を傾ける。
人の技量、人の美徳を評価する人。そういう人にこそみんなはついていきます。
唯仁人放流之,諸四夷,不與同中國。此謂唯仁人爲能愛人,能惡人。
人を正しく好むこと、憎むことは意外に難しいことです。それは個人的な好き嫌いではなく、公正に世の中のために誠心をもって、人に接することなのだと思います。
☆☆☆以上、まるくまもぐら流に訳してみました。☆☆☆
抜かしているところ、間違っているところたくさんあります。
もっと修行して明るく仲良く楽しい訳になるように頑張りますね。
古い本ですが、私を含め現代に生きる皆さんにとっても参考になることたくさん書いてあると思います。少しでもお役に立つことがあれば、まるくまもぐら、とってもハッピーです。