まるくまもぐら通信

夜は占い師、昼はMBA持ち技術者。ビジネススキル、時事、占い。世界が明るく仲良く楽しくなりますように。                             

☆避難訓練は、リスクマネジメント、つまり経営戦略☆ 

こんにちは、副業はコンサルタント。夜の顔は占い師。まるくまもぐら。です。

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避難訓練は、リスクマネジメント、つまり経営戦略☆ 
先日会社で避難訓練がありました。 
皆さんの会社や学校でも防災訓練をやっているかと思います。 
学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店など大規模な施設は、法律できちんと防災責任者を任命して防災計画を立て、訓練を行うことが義務付けられています。 

避難訓練は災害の練習をすることですが。 
1,災害が起こった時に備えて色々想定する。2,実際に災害が起こった時に最善の避難行動がとれるようにする。 

これって実はそのまんま”戦略”の考え方です。 
1,先を見越して、色々な状況を想定する。2,想定したどんな場合でも最善の手が打てるように備える。 
この考え方が戦略の考え方です。 

あなたが災害の時に怪我したり、困ったりしないためも防災訓練です。 
上司に言われて、もしくは法律で決められているから。というのではもったいないです。 
職場の避難訓練をきっかけに、家庭でも災害の時に対応を考えてみてはいかがでしょうか。 
一緒に戦略の練習をしましょう。 
1,地震、台風、火災、不慮の事故、リスク(将来のいずれかの時において何か悪い事象が起こる可能性)色々あげてみる。 
2,それぞれ対応策をきちんと練る。 
3,考えた対応策について練習をしてみる。(当然ぶっつけ本番ではうまくいきません。) 
4,小さな地震が来たときなどに行ってみる。(繰り返しが大切です。) 

☆戦略ってつまらないし。めんどくさい。当たり前の事☆ 
ここまでで、当たり前のお説教を長々とするなと思ったかと思います。 
戦略って本来そういうものです。 
会社でもどこでも本当に嫌がられます。 
みんな戦略戦略と連呼するのですが。明日には明日の風が吹く。対応は起こってから考えよう。起こるか、起こらないか分からない事を考えるのは時間がもったいない。 
よく言われます。そう言って後で泣きを見る人がとても多いです。 
繰り返しですが、あなたのためです。ぜひ防災について家庭でもちょっと考えてみましょう。

 

☆ちょっと深い話☆ 
 このブログ読んでいる方、すでに偉い人か、将来偉くなる人だと思います。 
 もう少し深くお話しますね。 
企業の防災活動。小学校の避難訓練の延長で当たり前の事みたいに思ってしまうかもしれません。しかしこれ、昨今話題のリスクマネジメント(危機管理)一部、というかそのものといえます。リスク(将来のいずれかの時において何か悪い事象が起こる可能性)を組織的に管理(マネジメント)し、損失などの回避または低減をはかるプロセスをいいます。防災に限ったことではなく、情報漏えい、特許侵害、不祥事対応、色々な事態を含めての概念です。一事が万事といいますが。防災対応がしっかりしている会社は、その他がしっかりしていることが多いです。 
  
 またリスクが起こっても、影響を最小限に抑え業務を継続できる活動を、事業継続マネジメントといいます。 
事業継続マネジメント(BCM , Business continuity management systems) 
この事業継続マネジメントのための計画を、事業継続計画(BCP  Business continuity planning)といいます。最近、管理職研修などで題材にされることも多いです。 
  
 企業経営の目的について、諸説ありますが「事業の存続」という説もあります。 
この目的を叶えるために経営戦略を立案し、事業運営を行っていきます。 
事業継続マネジメント、リスクマネジメント、防災訓練、全部この企業の目的と経営戦略につながっているものです。 
 ぜひぜひ心に留め置いて、積極的に防災活動に参加しましょう。