まるくまもぐら通信

夜は占い師、昼はMBA持ち技術者。ビジネススキル、時事、占い。世界が明るく仲良く楽しくなりますように。                             

PDCAについて

こんにちは、副業は占い師。夜の顔は占い師。まるくまもぐらです。

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先日5W1Hのお話をしました。今日はPDCAについてです。PDCAも新入社員の頃に教わった方が多いと思います。研修の定番ネタですね。私は外資系重工企業で働いていた時にプロジェクトマネジメント業務も行っていましたが、プロジェクトマネジメントはこのPDCAがほぼほぼ全てです。
 どんな職場でもPDCAを使っていますが、ひょっとしたら別のフレームワークの方がしっくりいくかもしれません。今日はPDCAの復習と、YWT、KPT、EAチェーンの紹介をしていきますね。
YWT 「Y:やったこと」「W:分かったこと」「T:次にやること」
KPT  「Keep:良かったこと」「Problem:問題だったこと」「Try:次にやりたいこと」
EAチェーン「実験(Experiment)」と「適用(Adapt)」をくりかえす。

PDCA回せていますか?☆
PDCAはそれぞれ下記の内容でしたね。
Plan ? Do ? Check ? Adjust (Actという方も多いですが、私はAdjustの方がしっくりくると思います。) 誰でも知っていて、研修や人事考課でやらされていることも多いですが
きちんと回せている例をほとんど聞いたことがありません。

PDCAについて復習してみましょう☆

①    Plan(計画):目的を達成するため、過去実績の分析や将来予測のシミュレーションに基づいて、日程や資源の配分および具体的な実施方法について企画する。
 ≪計画は下の3つをはっきり決めることです。 計画がとっても重要なので補足しますね≫
  【目的をはっきりさせる=ゴール地点を明確にする】
  【スケジュールをはっきりさせる=ゴールまでの道筋を明確にする】
【方法をはっきりさせる=手段を明確にする】

②    Do(実?):目的を達成するために、①Planで定めた通りに計画を実施する。

③. Check(評価):①Planで定めた計画と、②Doでの実施過程、実施した結果の乖離を 洗い出し分析する。また目的を達成するうえで、当初の計画が最適であったかどうか再検討を実施する。

④.Adjust(最適化):①Planの時に見積もった過去実績の分析や将来予測のシミュレーション、単価、工数、および②Doでの実施方法を最適化する。

「Act改善、としなかったのは、問題点が外的要因の場合(たとえば従業員の単価相場が変わったり、)修正後に必ずしも善くなるとは限らなかったりしますよね。」
PDCAもともとはエドワーズ・デミング(アメリカの品質法学者、統計学者)が工業製品における品質改善モデルとして、生産管理や品質管理などの管理業務を円滑にするためのものです。
①    計画が立てやすい。
②    スケジュール通りに進めやすい(偶然、予定外が起こりにくい)
③    実施方法が単純なタスクに落とし込める。標準化の度合が高い。

製造業務などのほかには、ファーストフード店のオペレーション管理なども相性がよさそうです。

相性が悪いのは、①顧客に振り回されてしまいがちな営業職種 ②デザインや企画職など仕事の標準化度が低い職種など。せっかくのPDCAも計画倒れになりがちです。

PDCA以外のフレームワーク
PDCAはとにかく合理的な、科学的な計画を重視します。この合理的、科学的な計画という点はPDCAが様々な戦略論に発展可能な利点です。
 机上でよくよく計画を練るのも大切ですが、お読みの皆さんも若手の営業さんなどは、ガンガン行動あるのみで元気に仕事してもらった方が気持ちいいと思われたりしないでしょうか?
「現場で手を動かそう」「走りながら考えよう」「?で稼ごう」これも良く聞くフレーズですね。

振り返りツール、経験重視のフレームワークを紹介します。

YWT 「Y:やったこと」「W:分かったこと」「T:次にやること」
  日本能率協会コンサルティング発の日本生まれです。
  やったこと、分かったこと、次にやること。
個人の経験を一目で振り返れます。
  新入社員研修のレポートから実践できますね。日報で書いてもらうのもありです。

KPT  「Keep:良かったこと」「Problem:問題だったこと」「Try:次にやりたいこと」
  定番の振り返りツールです。
①    Keep:行ってよかったことはそのまま継続
②    Problem:問題だったことは改善する。
③    Try:①②を踏まえて新たな視点で次に挑戦したいことはないか考える。
こちらはチームや係りの運営、情報共有などでも使いやすいです。

EAチェーン「実験(Experiment)」と「適?(Adapt)」くりかえす。
 日々の業務で実験的に色々トライする。よかったものは全体で適用。ガンガンスピード重視で業務改善していきたいときによいです。

 

PDCA以外にも便利なフレームワークはたくさんあります。お気に入りのフレームワークを見つけて使ってみましょう。